社員紹介 川崎 雄介
来るべきユビキタス社会を支えるRFID関連機器を開発

社会のIT化・自動化を推進する基盤技術

エンジニアの醍醐味とはいったい何だろうか? この質問に対する模範的な回答は「新しい仕組みや商品を作ることで、人々の生活の利便性向上や社会の発展に貢献できる」というものになるだろう。しかし一方では、「新しい技術を習得し、スキルアップを果たしていく」ことが、仕事をする上での大きなモチベーションになっているというエンジニアも少なくないはずだ。川崎雄介もそんなエンジニアの一人である。
「以前は、接触型ICカードの決済に使われるLSIのハードウェア開発に携わっていたのですが、数年前から非接触型タイプのものが注目を集めるようになり、次第にRFID関連機器の開発にシフトしていくようになりました。現在では、RFIDのリーダライタの開発を担当しています。私にとっては未知の分野へのチャレンジになりますから、大きなやりがいを感じていますね」
次世代の個体認識技術「RFID」は、社会のIT化・自動化を推進し、将来のユビキタス社会実現を支えるであろうと言われる基盤技術である。非接触型ICチップを搭載したタグと、データの読み取りや書き込みに用いるリーダライタなどとともに大きな市場を形成すると考えられており、現在、各社間で激しい開発競争が繰り広げられている。
「RFIDの分野では、2004年の電波法改正によってUHF帯域の使用が認められるようになり、富士通フロンテックでもこの周波数に対応する関連機器の開発を急ピッチで進めています。もっとも、UHF帯域は携帯電話並みの高周波ですから、技術的には非常に難しい。はっきり言ってしまえば、私が所属しているチームは高周波回路設計の経験が乏しく、ノウハウの蓄積が余りありませんでしたが、同分野に優れた技術を持つ富士通グループ企業・部門の協力により、高度な技術やノウハウを学ばせていただき、現在も共同で開発を進めています。この当たりのチーム力はグループならではの強みと言えますね。エンジニアとしては、とても貴重な経験です」
自分の成長が社会貢献につながる喜び

RFIDの本格普及によって、世の中の仕組みや在り方は大きく変わると言われているが、「確かにそうかもしれないけど、自分が社会システムの根幹に関わるような仕事に携わっているという実感は薄いですね。毎日が勉強で、とにかく目の前の課題をクリアすることに必死ですから」と川崎は笑う。あくまで“新技術に触れ、それを習得する”ことに川崎は大きな喜びを見出していると言う。
「長期的なスパンで考えると、RFID製品の開発は一つの通過点に過ぎません。エンジニアに求められるのはやはり新しい技術ですから、機会があれば今後もどんどん新分野にチャレンジし、スキルを高めていきたい。自分自身の成長が結果として社会貢献に繋がれば、それに勝る喜びはないですね」



